最近は日本でもB.LEAGUE(Bリーグ)が盛り上がりを見せていますが、やはり本場NBA(National Basketball Association)にはまだまだ…といったところでしょう。
日本のバスケットボールファンの中にも、家で気軽にNBAの試合を観戦したい!と考えている方も多いかと思います。
そこでこのページでは、日本でNBAを見るための方法について、図も用いて分かりやすく・丁寧に解説したいと思います。迷っている方の参考になれば幸いです。
フクロウ博士
NBAを見るには?方法を徹底解説
インターネットで調べてみると、サッカーや野球についてのコンテンツは割と揃っているのですが、バスケットボールについての情報は少ないんですよね。
このページでは、最新のNBAを見るための方法を紹介したいと思います。
楽天が独占配信権を取得
NBAですが、これまでは「NHK-BS」「フジテレビNEXT」などでも視聴することができました。ですが、今シーズン(2017-18)は楽天がNBAと複数年のパートナーシップ契約を締結したことで状況が大きく変わりました。
国内での独占的な放映権やグッズ販売の権利などに関するものだそうで、年数など具体的な条件は明らかになっていませんが、今後日本に住むNBAファンにとって「楽天」という企業はより身近なものになりそうです。
WOWOWが二次使用権を取得
では楽天のサービスでしかNBAは見れない、というとそうではなく、これまでNBAの試合を放送していたWOWOWが二次使用権を取得したため、WOWOWでもこれまで通りNBAの試合を見ることができます。
ただ、これまでと比べて放送される試合数が減るなど、変更点もあります。
NBAリーグパスも利用可能
もう一つ、NBAを日本で見るための方法として「NBA League Pass(NBAリーグパス)」というサービスがあります。
NBAリーグパスは、NBA公式が提供する配信サービスで、NBA全試合を視聴することができます。その分値段も上がりますが、マニアにはたまらないサービスですね。
それではどのサービスを利用するか、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
楽天tv(楽天テレビ)でNBAを見る
まずは今シーズンから有力候補となった「Rakuten TV(楽天TV)」です。
楽天TVでNBAを見るには「Rakuten NBA Special」というサービスに加入することになります。
この「Rakuten NBA Special」に加入すると、NBAの注目カードの試合をライブで視聴できるほか、特集動画なども視聴することができます。
ただし、全試合を視聴できるわけではありません。週9試合(平日1試合・休日2試合)の配信となります。その分値段が972円/月〜と他サービスと比べてお手頃なのが特徴です。
また、RakutenTV向けのスマホアプリも用意されているので、スマホで簡単に視聴できるのも嬉しいポイント。その他にも以下のデバイスに対応しています。
- PS4
- Wii U
- Xbox One
- ビエラ(2014年以降)
- ブラビア(2013年以降)
また、Google Chromecastというアイテムを購入すれば、テレビで見ることも可能です。
- 週9試合配信(ライブ・見逃し共に)
- 972円/月
- 日本語解説あり
一方で、見たいチームが決まっている方や、どうせならNBA以外にもスポーツ等を楽しみたい、という方にRakuten NBA Specialはあまりおすすめ出来ません。
というのも、Rakuten NBA Specialは前述のように週9試合配信なわけですが、配信される試合にやや偏りがある、と言えます。
配信される試合は公式サイトでも確認できますが、ウォリアーズの試合が明らかに多めです。
NBAにちょっと詳しい方ならご存知でしょうが、楽天はウォリアーズと複数年に渡るパートナーシップ契約を締結しました。ウォリアーズの試合が多めに配信されるのはそのためでしょう。
とはいえウォリアーズはNBAの中でも屈指の人気チーム。ウォリアーズの試合を見たい方ならRakuten NBA Specialがおすすめ。
NBAリーグパスでNBAを見る
NBA League Pass(NBAリーグパス)は、NBA公式の動画配信サービスです。公式サービスなだけあり、週○試合…などといった制限は一切なし。全試合視聴することができます。
また、NBAリーグパスでは試合以外にも「NBA TV」というNBA専門番組(インタビューなど)を24時間視聴可能。その他、試合のハイライトや本日のベストプレイ等のプログラムも用意されています。
こちらも専用アプリが用意されています。まさに「NBAファンのためのサービス」と言えますね。
- NBA公式の配信サービス
- 全試合(最大1,400試合)配信
- 試合以外のコンテンツも充実
NBAリーグパスには3つのプランが用意されています。それぞれ特徴があるのでチェックしておきましょう。
NBAリーグパスのプランについて
NBAリーグパスには
- リーグパス
- チームチョイス
- ゲームチョイス
という3つのプランが用意されています。
リーグパスプランは、シーズンやオールスターゲーム、ファイナルなど全試合を楽しむことができるプラン。
試合の他にも、リーグパス限定映像(ドキュメンタリー等)が視聴できます。その分一番料金は高くなっています。
チームチョイスプランは、好きなチームを1つ選び、そのチームの試合をシーズン通して視聴できるプランです。
ゲームチョイスプランは、全試合の中から月8試合まで自由に選んで視聴できるプランです。
簡単にまとめてみました。ちなみに、各プラン共に年間一括で料金を支払うこともでき、その場合は
- リーグパス・・・16,500円/年
- チームチョイス・・・10,500円/年
- ゲームチョイス・・・7,050円/年
とかなりお買い得に。購入は公式サイトから行えますが、リーグパス・月毎支払いの場合のみ販売元が楽天になっています。
このプランは楽天会員でないと購入することができませんが、毎月楽天ポイントがたまったり、キャリア決済が出来るなどのメリットがあります。
ただし、ウォリアーズを応援しているなら前述したようにRakuten NBA Specialの方がお得かもしれません。
WOWOWでNBAを見る
最後にWOWOWです。WOWOWは月額2,300円からと、Rakuten NBA Specialと比べると高めの料金設定となっています。
NBAの放送は週4試合と、他サービスと比べると少なめ。「放送少ないのに高いのか…」となるかもしれません。
ですが、WOWOWについてはNBA以外も全部含めてこの値段ということを忘れてはいけません。
他サービスはNBAの試合しか見れませんが、WOWOWならNBA以外のスポーツ(サッカーとかテニスとかゴルフとか)や映画・ドラマに音楽番組など、全て見放題になります。
- 2,300円/月から
- NBAは週4試合(+ダイジェスト等)
- 他のスポーツや映画・ドラマも楽しめる
肝心のNBAの試合が週4試合だと少ないなぁ…という方には向いていませんが、正直週4試合を全て観るのは結構大変です。
特にこの試合が見たい、などといったこだわりがない場合はWOWOWでも充分でしょう。
他サービスは専用機器がないとテレビで視聴できませんが、WOWOWはもともとテレビの大画面で楽しむサービスなので、一手間省けるのも嬉しいポイント。
また、WOWOWは解説が日本語であることや、関連番組(ダイジェストなど)が充実しているのもおすすめできる点です。
まとめ
以上、ざっくりと各サービスの良い点・悪い点を紹介しました。
1.に当てはまる方はRakuten NBA Specialがおすすめ。2.に当てはまる方はNBAリーグパスが。3.に当てはまる方はWOWOWが良いでしょう。
ぜひ、自分に合った観戦スタイルでNBAを楽しんでください!