Twitterが「運営の痕跡がないアカウント」を削除していく、との報道が話題となっています。
engadgetやThe Vergeなどによると、Twitterはアクティブでないアカウントを恒久的に削除していくとのことです。
このページでは現時点での情報(いつから実施・削除される条件など)を紹介します。
長期間ログインしていないアカウントが削除される
現在Twitterは、長期間ログインされていないアカウントの所有者に対しメールを送っています。
Hello,
To continue using Twitter, you’ll need to agree to the current Terms, Privacy Policy, and Cookie Use. This not only lets you make the best decisions about the information that you share with us, it also allows you to keep using your Twitter account. But first, you need to log in and follow the on-screen prompts before Dec. 11, 2019, otherwise your account will be removed from Twitter.
使われていないTwitterアカウントを削除することで、鮮度の高い情報が見つけやすくなったり、悪用を防ぐことができると考えられます。
また、合わせて「ユーザーネーム」の解放にも注目が集まるでしょう。
フクロウ博士
故人のアカウント等への影響
今回の発表に関して、多くのユーザーから指摘されているのが「故人のアカウント」など、理由があり未ログインの状態となっているアカウントへの影響です。
engadgetの取材に対しTwitterは「故人のアカウントを何らかの形で記録することを考えている」と回答していますが「現時点でどういった方法を取る(どのように機能する)か」は説明していません。
また、IT mediaが公開した記事には以下のような記載も。
故人のアカウントは、管理者がいなければいつ不正ログインを受けるか分からない。突然誰かが故人のアカウントで発信を始めるかもしれないし、それまでのダイレクトメッセージのやり取りを公開してしまうかもしれない。
間違いなく賛否両論ある措置でしょう。
「故人のアカウントを何らかの形で記録する」としても、どのように判断するのか。この判断基準が曖昧だと、残念ながら基準を悪用される可能性が高いと思われます。
また、万が一著名なアカウントが削除され、ユーザーネームが解放された際に悪意のある運用が行われる可能性も捨て切れません。
アカウントの削除はいつから?
Twitterは「アカウントを保護したい場合は12月11日までにログインして下さい」という旨のメッセージを送っています。
このことから、アカウント削除が始まるのは「12月11日以降」であることが分かります。
また、Twitterはアカウントの削除について「一度に行うものではない」としており、例えば12月12日に対象のアカウントが全て削除される訳ではないようです。
アカウントが削除される条件について
アカウントが削除される条件については、今後変更される可能性もありますが、現時点では「6ヶ月以上ログインされていない」アカウントが対象となります。
アカウントをアクティブな状態に保つには、少なくとも6か月ごとにログインして、ツイートするようにしてください。
詳しくはTwitterの公式ヘルプページ(運営の痕跡がないアカウントに対するポリシー)にも記載があるため、一度目を通しておくことをお勧めします。
仮に故人のアカウントや、活動を停止した著名なアカウントが削除された場合、彼らの痕跡を辿ることが難しくなってしまいます。
もちろんTwitterも対策を検討しているでしょうが、個人的には12月と言わず、もう少し長いスパンで取り組むべき問題だと考えます。
読者の皆さんはどう思いますか?